サッカーを見ていると、「なぜあの選手は相手についていかないの?」「ずっと同じ選手をマークしているけど、それって作戦?」と疑問に思ったことはありませんか?
それらはすべて、守備戦術の違いによるものです。
サッカーの守備には大きく分けて
- ゾーンディフェンス
- マンツーマンディフェンス
という2つの考え方があります。
本記事では、
「ゾーンディフェンス」と「マンツーマンディフェンス」の違いを軸に、
- それぞれの特徴
- メリット・デメリット
- 向いているチーム・年代
- 実際の試合での使われ方
まで、サッカー初心者でも理解できるように詳しく解説していきます。
少年サッカー・8人制・11人制、どの年代にも役立つ内容ですので、ぜひ最後までご覧ください。
ゾーンディフェンスとは?【簡単に言うと「エリア」を守る守備】

ゾーンディフェンスの基本的な考え方
ゾーンディフェンスとは、
「相手選手ではなく、エリア(ゾーン)を守る」守備戦術です。
自分の担当するスペースに相手が入ってきたら対応し、相手が別のエリアに移動したら、無理についていかず次の味方に任せます。
つまり、
- 人ではなく「場所」を基準に守る
- 味方同士で守備を分担する
という考え方がゾーンディフェンスの最大の特徴です。
ゾーンディフェンスの具体例
例えばディフェンダーが、
- 自分の右サイドのエリアを担当している場合
- 相手FWが中央に流れていったら
そのFWを追いかけ続けることはしません。
中央のエリアを担当する味方に任せ、自分は元の位置を保ちます。
これにより、
- 守備の形が崩れにくい
- チーム全体でコンパクトに守れる
という効果が生まれます。
ゾーンディフェンスのメリット
① 守備のバランスが崩れにくい
ゾーンで守るため、誰かが釣り出されても大きな穴が空きにくくなります。
② チーム全体で連動しやすい
個人任せではなく、組織的な守備が可能です。
③ 運動量を抑えやすい
相手をどこまでも追いかけないため、体力の消耗を抑えられます。
ゾーンディフェンスのデメリット
① 守備理解が必要
「誰がどのエリアを守るのか」という共通認識がないと簡単に崩されます。
② マークが曖昧になりやすい
ゾーンの受け渡しが遅れると、フリーの選手を作ってしまいます。
③ コミュニケーション不足は致命的
声掛けや連携がないと機能しません。
マンツーマンディフェンスとは?【簡単に言うと「人」を守る守備】

マンツーマンの基本的な考え方
マンツーマンディフェンスとは、特定の相手選手を1人で責任をもってマークし続ける守備です。
- 相手がどこに行ってもついていく
- 基本的に他の味方に任せない
という非常に分かりやすい守備方法です。
マンツーマンディフェンスの具体例
例えば、
- 相手エースFWを担当
- 相手がサイドに流れても中央に下がってもついていく
といった形です。
少年サッカーでは「〇番は〇番をマーク!」という指示を受けたことがある選手も多いでしょう。
マンツーマンディフェンスのメリット
① 役割が明確で分かりやすい
「この選手を止めればいい」という意識がはっきりします。
② 個の強さを活かせる
1対1に強い選手がいる場合、非常に有効です。
③ 少年サッカーで導入しやすい
戦術理解が浅い年代でも指導しやすい守備方法です。
マンツーマンディフェンスのデメリット
① 守備の穴が生まれやすい
相手の動きにつられてポジションが崩れやすくなります。
② 運動量が多い
相手を追い続けるため、体力的な負担が大きいです。
③ チーム全体の連動が弱くなりがち
個人任せになり、カバーが遅れやすくなります。
ゾーンディフェンスとマンツーマンの違いを比較!
| 項目 | ゾーンディフェンス | マンツーマン |
|---|---|---|
| 守る基準 | エリア | 人 |
| 守備の考え方 | 組織的 | 個人中心 |
| 運動量 | 比較的少なめ | 多い |
| 難易度 | 高い | 低め |
| 崩れにくさ | 高い | 崩れやすい |
| 少年サッカー | △ | ◎ |
実際の試合では「併用」されることが多い
現代サッカーでは、ゾーンかマンツーマンのどちらか一方だけというケースは少なくなっています。
よくある組み合わせ例
- 基本はゾーンディフェンス
- 危険な選手だけマンツーマンで対応
- セットプレーではマンツーマン
このように、状況によって使い分ける守備戦術が主流です。
少年サッカー・育成年代ではどちらが大切?
低学年〜中学年
- マンツーマンで「相手を見る」「1対1を守る」経験が重要
高学年〜中学生
- 徐々にゾーンの考え方を導入
- ポジショニングやカバーを学ぶ
いきなりゾーンだけを教えるのではなく、マンツーマン → ゾーンという流れが理想的です。
まとめ|ゾーンとマンツーマンの違いを理解するとサッカーがもっと面白くなる!
- ゾーンディフェンス:エリアを守る組織的守備
- マンツーマン:人を守る分かりやすい守備
どちらが「正解」ということはなく、チーム状況・年代・相手によって使い分けることが重要です。
この違いを理解できるようになると、
- 試合観戦が何倍も楽しくなる
- 子どもへの声かけが的確になる
- サッカー戦術の理解が一気に深まる
というメリットがあります。
ぜひ次にサッカーを見るときは、「今はゾーン?マンツーマン?」という視点で注目してみてください。
それでは最後まで記事を見ていただきありがとうございました。







