サッカーにおいて審判が選手に出すカードは実はイエローカードやレッドカードだけではありません。
警告や危険なプレーをした場合のみだけではなく選手がフェアプレーに従った場合に出るグリーンカードはご存知でしょうか?
本記事を見ているほとんどの方がグリーンカードについて気になっているかと思います。
・グリーンカードとは何だろうか?
・グリーンカードを出す意味やメリットを知りたい
・審判はどんな場面でグリーンカードをだすの?
これらの疑問をお持ちの方におすすめの内容となっています。
サッカーのグリーンカードについて詳しく知りたい方は是非最後まで見ていただけると嬉しいです!
グリーンカードとは?
グリーンカードとは、選手やチームがフェアプレーに従ったプレーをした際に与えられます。
具体的には、審判が相手選手や自分たちのチームメイトに対する配慮やスポーツマンシップ、審判の判断に対する尊重などの行為を行った場合に与えられます。
グリーンカードは、イエローカードやレッドカードという警告や退場処分のようなペナルティとは異なり、試合の流れに影響を与えません。
フェアプレーの精神を高めるために与えられるポジティブなメッセージとして位置づけられています。
このグリーンカードは日本では導入している大会やリーグは限られています。
JFAは2004年度にU-12以下に対してカード制度の導入を行い、積極的な使用を奨励しています。
カードが授与されるかどうかは、審判員の裁量によるため、毎回グリーンカードが出る!とは限りません。
日本だけではなく海外でもアンダー世代を中心にグリーンカードは導入されています。
海外ではプロリーグでグリーンカードを採用した事例もあります。ブラジルのコパ・ヴェルデ2017やイタリアセリエBでも2016年に初めてグリーンカードが出されたと話題になりました。
グリーンカードを出す意味やメリット
グリーンカードを審判が出す意味やメリットが知りたい方もいるかと思いますので説明していきたいと思います。
サッカーグリーンカードは、フェアプレーを奨励するために導入された制度で、反則行為のないプレーを称えることを目的としています。
グリーンカードを出すことにより、以下のような意味やメリットがあります。
フェアプレーの推進
グリーンカードは、プレーヤーがフェアプレーの精神を尊重し、反則行為を犯さないプレーをしていることを認めることにより、フェアプレーの価値観を推進することができます。そのため、プレーヤーたちがフェアプレーに対する意識を高め、相手チームや見ている人達に対しても好印象を与えることが期待できます。
グリーンカードは試合の雰囲気を良くする
グリーンカードは、反則行為がなかったことを認めることで、試合の雰囲気を良くすることができます。
反則行為が少ない試合は、見ている人達(観客)が楽しめる試合となります。
選手のモチベーション向上
グリーンカードは、プレーヤーがフェアプレーを意識していることを認めることで、選手のモチベーションを向上させることができます。プ
レーヤーたちは、グリーンカードを目指してフェアプレーを意識したプレーをすることで、自分自身の成長にも繋がります。
以上のように、サッカーグリーンカードは、フェアプレーの推進や試合の雰囲気の向上、選手のモチベーション向上など、さまざまなメリットがあります。
グリーンカードはどんな時に出すの?事例を紹介!
実際に私が見た少年サッカー大会でグリーンカードが出た事例が3つを紹介します!
- 立てなくなった相手選手に肩を貸した時にグリーンカードを出された
- 大量失点でチームは負けていたがやる気を失わずにチームメイトに声を掛け続けた選手にグリーンカードが出された
- 相手選手をファールをしてしまい痛がっている選手を見て「自分のファールです。」と審判に知らせる
実際に私も少年サッカーのコーチを長くしていますが現場で見たのはこの3つです。
毎試合必ず出るわけではなくグリーンカードが出されるケースを目撃できるのは珍しいかと。
イエローカードやレッドカード違いグリーンカードはポジティブなカードです。
貰った子供(選手)を見て周りの大人の方達も拍手していた人もいますしその相手を思いやる気持ちに感動している方もいました。
グリーンカードは貰った本人はスポーツマンとして自信にもつながりますよね。また会場の雰囲気もガラッと良くなります。
私も使える場面がきたら積極的にグリーンカードを出していこうと思います!
まとめ
本記事ではサッカーのグリーンカードについて紹介していきました。
サッカーをしていない方達はグリーンカードを知らない方もまだ多くいるかと思います。
グリーンカードは試合中に貰うと良いカードという事をこの記事を通して知っていただけたら嬉しいです。
それでは記事を最後まで見ていただきありがとうございました!