サッカーの試合を見てもルールが複雑でわからない
サッカーを始めたばかりの子供にルールを教えたい
サッカーのルールを覚えたい
このような方におすすめの内容となっています。
筆者も少年部の地域サッカーでコーチをしていますがルールについてはよく聞かれます。
一気に覚えるとサッカーのルールや用語は多く頭が混乱してしまいます。
少しづつ覚えていけば大丈夫ですので安心してください。
この記事では最低限のルールを理解することでサッカーを楽しむことができます。
本記事では初心者や小学生でもわかるように簡単にサッカーのルールを解説していきます。
それでは早速行きましょう!
サッカーってどんなスポーツなの?
サッカーは2つのチーム(11対11)で行うスポーツで制限時間内の中で得点が相手チームより多く入った方が勝利となります。
フィールドの両端にゴールが設置されていてそのゴールを目指していきます。
サッカーは足を使い相手ゴールに入れる競技となります。
手を使ってボールを運んだり手でパスをすることは禁止とされています。
「よく手を使っている人を見かけるんだけど、、、」
このようにサッカーを知らない方は試合を見ていて疑問を持っているかと思います。
手を使って良いのは基本チームで一人です。ゴールキーパーと言われるポジション。ゴールキーパーもペナルティーエリアというエリア内のみ手を使うことができます。そのエリア外でボールをキャッチングした場合は反則となります。
フィールドプレーヤーはアウトオブプレー(審判によって試合が止められている時)やスローインの場合のみ手を使うことが可能となっています。
サッカーフィールドの大きさ
サッカーのフィールド(ピッチ)は長方形の形をしています。
ゴールライン、ペナルティーエリア、センターサークルの半径など細かく決まりがあります。
国際試合用のフィールド(タッチライン、ゴールライン)の長さは何でもいいわけではありません。
タッチライン、ゴールラインの長さには以下をご覧ください。
国際試合用のフィールドの大きさ
タッチライン(長さ) | 最小100m 最大110m |
ゴールライン(長さ) | 最小64m 最大75m |
サッカーをするにあたってフィールドの表面にも決まりがあります。競技のフィールドは全体が天然芝、もしくは人工芝の表面でなければいけません。競技会規定で認められる場合のみ人工芝と天然素材を組み合わせたもの(ハイブリッドシステム)を用いる事もあります。
サッカーの試合時間について
次にサッカーのプロの試合時間について説明していきます。
※本記事ではプロの試合時間を解説しています。高校サッカー、小学生のサッカー、地域社会人サッカーなどの試合時間とは異なりますのでご注意ください。
サッカー(プロ)の試合時間
サッカーのプロの試合時間は90分で行われます。
基本的には45分ハーフの前後半戦と決まっています。
また試合が途中で中断された場合(負傷者の手当てやその他のアクシデント)はその時間を考慮したアディショナルタイムが追加されます。またロスタイムという言い方も同義語としてあります。
このアディショナルタイムは時間が決まっているわけではなくどれくらい時間を追加するかは審判に委ねられます。
ハーフタイムの時間も決まっていて前半戦が終了すると選手はそれぞれのロッカールームで10分間の休憩が入ります。
このローカールームでは両チームの監督から戦術の確認や選手同士の話し合いが行われています。
この動画のように後半戦に向けて監督がチームで話すことによって流れがガラッと変わることもあります。試合の流れが変わることはサッカーの楽しみの一つです。
延長戦
90分間の試合で決着がつかない場合は延長戦となります。
プロのサッカーの試合の延長戦は30分間となっています。15分ハーフ×2(前後半戦)となっています。
ちなみに延長戦は引き分けがないカップ戦やワールドカップがかかった大陸プレーオフという重要な試合で行われます。
カップ戦とはトーナメント制の場合の事を指しますが世界で最も有名なカップ戦といえばスポーツ最大の祭典と言われるワールドカップです。
カップ戦の延長戦にはドラマがたくさんあります。最後の一分、一秒までサッカーはわかりません。
サッカー ゴールの条件
サッカーのゴールの条件ですがゴールライン上を完璧にボールが通過した場合がゴールとなります。
ライン上にボールが少しでも触れていればノーゴールとなります。
ギリギリ入っていた、入らなかったというシーンはサッカーの試合ではよくあります。
このゴール線上のシーンですが正直、名審判ですら誤審してしまう場合があります。
審判を援助するための機械を取り入られました。2014年のFIFAワールドカップでもゴールコントロール4DというGLTシステムを導入。GLTとは得点があったかどうか微妙なシーンにおいて機械がそれを検証して1秒以内に通知されるシステムです。これはあくまで得点があったかどうかを決定にのみ用いられます。
このように審判を援助するシステムはサッカーだけではなく他のスポーツでも取り入れられています。
審判を援助するシステムをこれからも導入してほしいと思っています。
サッカー 反則について
サッカーは接触が多いと言われているスポーツです。選手が反則した場合には審判からの注意だけではなくイエローカードやレッドカードというカードが提示されることもあります。
イエローカード
悪質な行為や不正なプレーをした選手に提示されるのがイエローカードです。
※イエローカードは試合2枚で退場となります。
レットカードの例
- 相手選手のシャツを引っ張る
- 審判に対して抗議をする
- 悪質な言動
- 相手選手のプレーを遅らせる(コーナーキックやフリーキックなど)
- タックルやスライディングなどのプレーで相手の足を引っかける行為
レッドカードの条件
著しく悪質な行為をした選手に提示されるのがレッドカードです。
レッドカードが提示された選手は一発退場となります。
この場合速やかににフィールド出なければなりません。
※レッドカードが出た場合その試合だけではなく次の試合も出場停止となります。
レットカードの例
- プレー中も著しく不正な乱暴行為(相手の足を狙った明らかなラフプレーなど)
- ゴールキーパー以外の選手が意図的に手を使う行為
- 暴力やつばを吐く行為
- アウトオブプレーの際倒れている選手を蹴ったり踏みつける行為
イエローカードとレッドカードを提示する判断は難しい
イエローカードとレッドカードを提示する条件の例を出しましたが他にも色々と例はあります。
審判にとってイエローカードなのかレッドカードを提示すべきなのかは難しい判断となる場合があります。
- 接触の強さはどうだったのか
- どの部位でのチャレンジだったのか
- ボールを奪う際に悪意があったのか
このようにそのプレーの強さが過剰であったのか、足の裏を使い足を高く上げていたのか、わざと相手を傷つけるプレーをしたのかを審判は判断しなければなりません。
サッカーにおいて審判のジャッジはとても大切で難しいところでもあります。
審判目線で注目することでまたサッカーの違った見方が楽しめますので是非見てみてください。
サッカーのルールを紹介
サッカーはルールが細かくあります。
今回紹介するルールはサッカー中継でもよく使われますので是非覚えてみてください。
最低限のルールを知っておくことでサッカーの試合を観る際に楽しむことができるかと思います。
ペナルティーキック
ペナルティーエリアで相手チームが自チームの選手に反則行為をしたときに与えられます。
PK(ピーケー)!!!とアナウンサーや解説の方など言っているのがこのペナルティーキックを指します。
ペナルティーキック=PK(ピーケー)なので覚えておくと良いかと思います。
ペナルティーキックは直接ゴールすることができます。
ペナルティーキックが入るか入らないかでその試合の流れは変わります。
フリーキック
フリーキックとは相手や見方が反則した場合に与えられます。
フリーキックのメリットですが「ボールが止まった状態で相手のプレッシャーなくボールを蹴ることができる」ので得点できる可能性が上がります。相手ゴールに近ければ近いほどゴールする確率は上がります。
フリーキックの名手と呼ばれる選手もいます。
是非フリーキックに注目してみましょう!
直接フリーキック
相手チームの反則により与えられるものが直接フリーキックです。
直接フリーキックはキッカーがボールをセットしてキックをして直接ゴールに入れることができます。
世界でも日本のプレイヤーでも「フリーキックの名手」と呼ばれる選手はいてそのゴールへの軌道は美しく見るものを魅了します。
間接フリーキック
間接フリーキックとは自分のチームの反則により与えられるフリーキックのことです。
この間接フリーキックはその言葉通り直接ゴールを決めても得点にはなりません。
ただし味方チームにパスをしたり味方チームや相手チームの競技者の誰かにボールが当たればゴールとなります。
コーナーキック
コーナーキックとは最後に守備側の選手がボールに触れて守備側のゴールラインを割ってしまった時にオフェンス側のコーナーアーク内からキックを再開するルールの事です。
このコーナーキックですがフリーキック同様にセットプレーと呼ばれ得点するチャンスが高くなります。サッカーの試合を見る際にはコーナーキックは目を離さず見てみましょう!
ゴールキック
ゴールキックとは攻撃側が最後に触れてゴールに入らずに守備側のエンドラインを割ってしまった場合、ゴールエリア内からキックで再開するルールです。(ゴールエリアならどこにボールを置いてもO.K)
プロの試合では通常キーパーが蹴ることが多いです。
オフサイド
サッカーにおいて欠かすことができないのがオフサイドです。
このオフサイドがわからない初心者の方は大勢いるかと思います。
オフサイドを知ればサッカーの戦術や奥深さなどわかってくるかと思います。
簡単に説明しますとオフサイドとは守備側チームのフィールド内で待ち伏せすることは禁止というルールです。
そしてオフサイドのルールは細かく設定されています。
オフサイドがわからない方は以下のJリーグ公式動画にてオフサイドについて詳しく説明されているので見ておくといいです。
まとめ
今回の記事では基本的なサッカーのルールについて解説していきました。
またサッカーを見る際にもルールやサッカー用語を把握しておくことで楽しめるかと思います。
一人でもサッカーに興味を持ってくれる方が増えれば嬉しく思います。
それでは最後まで記事を見ていただきありがとうございました。