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【サッカー】インナーラップとは?サイドバックがインナーラップをするメリット・デメリットについて詳しく解説!

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サッカー戦術の多様化に伴い、サイドバックの役割もますます複雑化しています。
その中でも、サイドバックがインナーラップ(内側を駆け上がる動き)をする戦術は、現代サッカーにおいて注目されることが多くなっています。

今回は、このインナーラップのメリットとデメリットについて詳しく解説します!

目次

インナーラップとは?

インナーラップ(inner lap)は、サイドバックがボールを持ったウィンガーやサイドミッドフィルダーの内側を通って前進する動きを指します。通常、サイドバックはサイドラインに沿って駆け上がることが多いですが、インナーラップでは中央寄りのエリアを使って攻撃に参加します。これにより、中央の攻撃に厚みを持たせ、相手ディフェンスの意識を分散させることが目的です。

ちなみにインナーラップとは日本が作った和製英語とも呼ばれています。
日本ではインナーラップが定着していますが英語でオーバーの反対語はアンダーであり正式な呼び方はアンダーラップと言えるでしょう。

サイドバックがインナーラップをするメリット

インナーラップがとのような効果をもたらすのか?
サイドバックがインナーラップをするメリットを見ていきましょう!

スペースを作り出すことができる

サイドバックがインナーラップによって相手ディフェンスラインにギャップを生み出すことができます。特に、相手のサイドバックやサイドミッドフィルダーが自分のポジションを離れざるを得ない状況を作り出すことで、ウィンガーや中央の選手に広いスペースが生まれます。これにより、攻撃のバリエーションが増え、ゴールチャンスが広がります。

相手の混乱を誘発することができる

サイドバックがインナーラップをすることで、相手守備陣形に混乱を招くことができます。通常、相手の守備陣はサイドバックがサイドラインに沿って上がることを予想しているため、内側に駆け上がる動きに対して対応が遅れることがあります。この一瞬の隙を突いて、効果的な攻撃を展開することが可能です。

中央への厚みを増す

サイドバックが中央に寄ることで、ボールを奪われた場合でもすぐにプレスをかけやすくなります。また、中央に多くの選手が集まるため、パスコースが増え、攻撃の展開がスムーズになります。特に、相手のディフェンスラインが中央に寄ってくると、逆サイドのスペースが空きやすくなるため、サイドチェンジのパスも有効になります。ボランチだけではなくサイドバックも加わりゲームのリズムを作るチームも増えてきました。

サイドバックがインナーラップをするデメリット

サイドの守備が手薄になる

サイドバックが内側に入ることで、サイドのスペースが手薄になり、相手にサイド攻撃を許しやすくなります。このため、インナーラップをする際には、他の選手が適切にカバーすることが求められます。

連携がしっかりしていないと攻撃にリズムが作れない

インナーラップを成功させるためには、チーム全体の連携が非常に重要です。サイドバックが内側に入るタイミングや他の選手の動きが合わないと、逆に攻撃のリズムが崩れてしまうことがあります。

インナーラップはサイドバックの頭の良さや足元の技術、展開能力など様々な事が必要不可欠となります。

スタミナが消耗する

サイドバックにとって、インナーラップは体力を消耗する動きです。どこの位置までインナーラップするかにもよりますが何度もこの動きを繰り返すことで、試合終盤にスタミナ切れを起こすリスクがあります。そのため、選手のコンディションや試合展開を見極めながら行う必要があります。

試合でインナーラップが有効な場合を解説!

インナーラップはいつどのような場面で使えばいいのか?がわからない方も多くいるかと思います!

試合でインナーラップが有効な場合を解説していきます。

相手がサイドに強固な守備ブロックを構築している場合

相手チームがサイドライン沿いに強固な守備ブロックを築いている場合、サイドを突破するのが難しくなります。このような状況では、サイドバックが内側を駆け上がるインナーラップが効果的です。内側のスペースを利用することで、相手のサイド守備のブロックを崩しやすくなり、中央から攻撃を展開することができます。

中央のスペースが空いている場合

相手の守備が広がりすぎて中央にスペースができている場合、インナーラップは特に有効です。サイドバックが中央に駆け上がることで、相手の守備陣にギャップを生じさせ、攻撃の選手がそのスペースを利用しやすくなります。これにより、中央からの効果的な攻撃が可能となり、ゴールチャンスが増えます。

サイドの攻撃がマンネリ化している場合

試合の流れの中で、サイドからの攻撃が相手に読まれやすくなっている場合、インナーラップは効果的な打開策となります。サイドバックが内側を駆け上がることで、攻撃のバリエーションが増え、相手ディフェンスを混乱させることができます。これにより、攻撃のリズムを変え、相手の守備陣に対して新たな課題を突きつけることができます。

ウィンガーが外側に広がってプレーする場合

ウィンガーがサイドライン沿いに広がってプレーするスタイルの場合、内側にスペースが生まれやすくなります。このような状況では、インナーラップが非常に有効です。サイドバックがそのスペースを利用して駆け上がることで、ウィンガーと連携しながら効果的な攻撃を展開することができます。

フォーメーションの変更や柔軟性が求められる場合

試合の流れや相手の戦術に応じてフォーメーションを柔軟に変更する必要がある場合、インナーラップは有効な戦術となります。例えば、4-3-3や3-5-2などのシステムでは、サイドバックが内側に入ることで、中盤の選手数を増やし、ボール支配率を高めることができます。これにより、中盤の厚みが増し、攻守のバランスが取りやすくなります。

相手のマンツーマンディフェンスを崩す場合

相手がマンツーマンディフェンスを採用している場合、インナーラップは非常に効果的です。サイドバックが内側に駆け上がることで、相手のディフェンダーを引きつけ、他の選手にスペースを提供することができます。特に、ウィンガーやフォワードにとって、このスペースは非常に貴重であり、効果的な攻撃を仕掛けるための鍵となります。

相手がサイドに人員を集中させている場合

相手チームがサイドに多くの選手を配置している場合、中央にスペースができやすくなります。このような状況では、インナーラップを行うことで、その中央のスペースを効果的に利用することができます。サイドバックが内側に駆け上がることで、相手の集中を分散させ、攻撃のチャンスを広げることができます。

試合でインナーラップが有効な場合を紹介しましたが逆に有効ではない場合もあります。
相手の戦術や相手の配置によっても変わります。また私の私見ですがインナーラップは足がそんなに速くなくても技術と頭の良さがあれば有効に使えるシステムです。例えば片方のサイドバックにはインナーラップが得意な選手を配置します。逆サイドのサイドバックの選手はスピードがありオーバーラップからのクロスやセンタリングが得意な選手を置くなどサイドバックそれぞれの特色を生かしてきましょう。

まとめ

サイドバックがインナーラップをする戦術は、攻撃のバリエーションを増やし、相手守備陣に混乱をもたらす有効な手段です。しかし、その一方で守備面でのリスクや連携の難しさ、体力面での負担も考慮しなければなりません。このインナーラップをする戦術を効果的に活用するためには、チーム全体の理解と連携が不可欠です。

私はサイドバックは花形ポジションでありこれからのサッカーにおいてとても重要なポジションだと考えています。今後もサッカー戦術の進化とともに、サイドバックの役割にも注目していきましょう。

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